こんにちは!ユミです。
ICLの手術、気になる!周りで受けた人いないし、どんな感じなんだろう…?
そんな疑問を持っている方、多いんじゃないでしょうか?目の中にレンズを入れる手術ですから、詳しく知りたいと思うのは当然のことです。夫が行った手術について、妻の私がブログを書こうと思います。
先に結論を言うと
強度近視で悩んでいた方、ICLやった方がいいです。6歳から目が悪かった私が、絶対的におすすめします。
病院が運営しているサイトに書かれた手術の説明はどれも似ていて、表面的でいまいちピンときません。個人の感想が書かれたブログも少なく、私も不安でした。
2019年の3月に悩んでいたICLを受けようと決心し、ネット検索して電話したところから、術後1ヶ月検診まで体験談を細かくお伝えします。「こんな感じなんだな!」とリアルに感じてもらえば、安心して受けられるでしょう。
クリニックをどうやって選んだかは、前の記事の通りです。
目次
ICLをサイトで予約
サイトを見て、まずは電話しました。
受付の女性につながり、いくつか質問がありました。
- 名前、年齢、住所、電話番号
- 受けたい手術の種類
- 現在の視力
- メガネ、コンタクトの使用状況
- 乱視の有無
などです。
その後、術前の検査の日程調整を行いました。検査は2日間に分けて行うのが普通ですが、私は検査日に時間の余裕がありましたので1日にまとめて行いました。よって検査は計5~6時間でした。そして検査日前1週間はコンタクト禁止と説明されました。
4月4日に検査をしましたので、3月28日からずっとメガネで生活をしました。メガネは疲れるので大変でした。
ICLの検査日 当日
有楽町の駅から降りてすぐそばに発見!
13階みたいですね。ドキドキ。
緊張しながら品川近視クリニックに着きました。非常に綺麗なクリニックです。
受付の女性に「本日11時に予約したユミです。」と伝え、イスに座って受診票の記入をしました。記入内容は、電話予約で聞かれたものと似ておりました。また、「クーポンの利用はありますか?」と問われたので「あります」とスマホのクーポン画像を見せました。
私は分割のクレジットカード払いを選択したため、その契約書をさらに記入しました。そして待合室に移動しました。
待合室は計3つあり、検査や術前・術後と何度も訪れる部屋なのですが、コーヒーやお茶・お水が自由に飲める上にテレビや雑誌までありました。
ゆったりしていると「ユミさーん。」と呼ばれ、検査が始まりました。丁寧に「担当の◯◯です。」とご挨拶され、検査をする部屋に移動しました。
- 視力検査:裸眼および矯正
- 屈折値検査
- 角膜曲率半径計測
- 細隙灯顕微鏡検査
- 角膜形状検査
- 角膜厚測定
- 涙液検査
- 眼底検査
- 眼圧測定
- 瞳孔径測定
- 角膜径測定
- 角膜内皮細胞検査
- 前眼部画像解析
「なんだかすごい数の検査だな…」
って思ったことでしょう。確かに検査の数は多かったです。
視力検査は皆さんご存知の C のマークの検査ですね。他は主に暗室での検査で、「顎を乗せて額をつけてくださいね」っていうものばかりでした。
ひとつインパクトのある検査がありました。
仰向けになり、眼球にカップをはめてそこを水で浸して、その水に機械を入れて波を立てて何かを調べてるような検査もありました。もちろん点眼の麻酔済みです。目はもちろん開いたままでしたので、ウネウネした明るい水がしばらく視界に映っていました。
正直、少し怖かったです笑
検査の合間にICL手術の方法をフリップを使って説明を受けました。非常にわかりやすかったです。
- 瞳孔を開く点眼薬と点眼麻酔
- 眼球に3~6mmのキズをつける
- くるくる巻かれたレンズが入ったスポイト注入
- 茶色の目の後ろにレンズ出して広げる
- レンズを固定する
片目で5分程度、両目合わせて10分程度の手術です。「なるほど~」と聞いてました。
そしてICLにもしっかりとリスクがあります。
- 術後感染性眼内炎
- 光輪視・ハロー・グレア
- 角膜内皮障害
- 術後一過性眼圧上昇およびステロイド緑内障
- 白内障
- 閉塞隅角緑内障
- 網膜剝離
- 近視性脈絡網膜萎縮
- 虹彩切開あるいは虹彩切除による光視症
これらの合併症の可能性があります。
という説明もお医者様からありました。
その日は目薬を1種類もらって帰宅となりました。午前11時から午後5時までかかりましたので、少し疲れておりました。こちらの薬は手術日の3日前から1日5回(起床時、朝、昼、晩、就寝前)当日まで点眼するものです。
レボフロキサシン(感染症予防のため)
ICL手術日 当日 2019年 4月20日
緊張しながらクリニックに到着です。期待半分、不安半分でした。そして来院前の1時間半前から絶食となります。
私の手術当日の持ち物
- 同意書
- 手術ガイダンス
- レボフロキサシン点眼液
- 診察券
- 印鑑(ローン組む場合のみ)
現金払いの方は手術代金、未提出の方は割引券、髪の長いかたはヘアゴム、なども必要となります。
手術当日のクリニックでの禁止事項など
- 静電気おきやすい衣類
- フードのついた衣類
- タートルネック
- ピアス
- イヤリング
- ネックレス
- 香水
- 整髪料
- 制汗スプレー
- 日焼け止め
- ファンデーション
- アイブロウ
- 口紅
女性は完全にノーメイクとなりますね。
担当の方と少しお話をしたあと早速手術の準備となります。
荷物を鍵付きのロッカーに収納し、頭に手術するときの帽子を被ります。
この帽子ですね。こちらを被ったあとに、耳にも被せてさらにテープで留めます。
それからは手術を控えた人たちだけが行き来するスペースに移動します。椅子に座って、瞳孔が開くための点眼液と麻酔を何度も点眼されます。私はなかなか瞳孔が開かなかったようで、たまに担当の人が点眼しにきて、瞳孔の大きさを確認して「まだですね…」を繰り返してました。この時間がものすごく長かったです笑。しばらくすると目が麻酔のせいか野暮ったくなってきます。そしていよいよ手術の時間がやってきます。
いわゆる手術室みたいな所に移動しました。
「よろしくお願いします」
手術室にありそうな椅子に座り、右目から施術が始まります。
水のようなもので眼球を洗われながら、言われるまま目を上下に動かしつつ金属の器具で眼球が固定されました。「目の上のライトをまっすぐ見てください。」と指示されます。めちゃくちゃに眩しいです。次第に慣れていきます。そして当然ですが最初から最後まで目は見えてる状態で手術をします。
目に傷をつけるところは、麻酔がしっかり効いており、あっというまで感触がほとんどないほどでした。
そこからレンズを中に入れるところ、そしてレンズを広げて整えるところ、レンズを固定するところは正直グイグイ圧迫されるような感触でした。痛い!という感じではないですが、手に汗握る場面はまさにここでした。
レンズが入る瞬間もしっかりわかりました。なぜかというと、その瞬間に「あ、ちょっと見えやすい」と感じたからです。水のようなもので60秒間洗い流され、あっという間に施術は終わり、固定器具が外されました。
右目はじわ〜っとするような感じで目を閉じました。「終わりましたよ〜、次は左目ですね〜」とお医者さんが言ったとき、内心、「(この右目の状態で左目手術するのしんどいな…笑)」と思ってました。左目も同じ要領でサクッと終わりました。合計10〜15分程度だったような気がします。
「ありがとうございました」
礼をして手術室を後にし、両目がじわ~っとする状態で、先ほど点眼されながらずっと座ってた椅子にまた戻って1時間ほど休みました。その間に500mlのペットボトルのお茶とソイジョイを頂きました。朝から食べてなかったので、本当に美味しくて完食!笑
ぼんやり見えるその視界は、確かにいつもより見えやすいです。しかし、視力1.5もあるか…?周りの掲示物の文字とかを見てみても0.5くらいしかないような気がする…大丈夫か…?失敗だったらどうしよう…なんて不安が募りました。
そうこうしているうちに移動してお医者さんのところへ。改めて検査をしました。問題もないとのことでした。
「視力が足りないのでは…?」と不安な気持ちを伝えました。そうすると「初日は少しぼんやりしてますよ。一度寝ると2日目からかなり視力が出ます」とのこと。少しほっとしました。
帰る前に受付で、3種類の目薬をもらいました。術後1週間1日5回の点眼です。
4種類の飲み薬をもらいました。いつに何を飲めばいいかとてもわかりやすいですね。
防護するための透明のサングラスと、保護用眼帯ももらいました。
サングラスをかけて家に帰りました。
そして保護用眼帯をテープで顔に留めて、「視力は戻るのか…?」と不安な気持ちのまま寝ました。
ICL手術日 翌日の検査 4月21日
「見える…!」
昨日よりかなり見える!これなら1.5あるかもしれない!
そして、目のじわ~っとする倦怠感はかなり減っており、手術日当日よりぐっと楽になっていました。午前中から検査のため品川近視クリニックに行きました。
視力検査などの簡単な検査をしました。視力は両目1.5!ここで初めて安心しました。
その後、お医者さんに診てもらいました。手術した方とはまた別の方でした。
「レンズを入れるスペースがとても狭かったので、右目は縦向き、左目は横向きに入っています。3年間は調整が無料で可能なので、長く使用してもらうためにも途中で位置を調整する可能性はあります。」と説明がありました。
(またあの手術台に乗るのか…笑)と思いましたが、手術としては問題なくできているとのことで、安心しました。
1週間後の検診の日にちを決めて、その日は帰りました。
事前に説明があった「光輪視」ですが、これは手術したらほぼあると思っていいです。
他のブログ等でも書いてありましたし、先生からも「ホールICLには穴が空いているため光輪視が見えると思います。」と説明がありました。穴は目の中の水の流れを塞き止めないためのものです。
これはイメージ画像ですが、ライトを見るとほぼこんな感じで輪が見えます。手術翌日からそんなに邪魔には感じませんでした。間違いなく慣れると思います。
また、手術後の数日間はさまざまな規制があります。
- サングラスつける(1週間)
- 寝るとき保護用眼帯つける(1週間)
- アルコール禁止(1週間)
- 化粧禁止(1週間)
- 運動禁止(1週間)
- 入浴、洗顔、洗髪は不可(1週間)※美容室や家族による上を向いた洗髪は可能
- 水を目に入れること、目をこすることは不可(1週間)
- 運転禁止(翌日まで)
- 仕事(手術当日)
私は妻に髪を洗ってもらいました。ここから日毎に目が軽くなり、朝や夜のコンタクトの煩わしさがないメリットを肌で感じるようになっていきます。
ICL 1週間検診 4月30日
実際には1週間以上経っておりました。目もだいぶ楽になり、普通に生活していました。たまに目をこすったり何かが当たったりすると「痛っ」って思いました。まだ傷口が完全にふさがっていないのかなと思いました。
品川近視クリニックに着き、待合室でコーヒーを飲んだあと、視力検査などの簡単な検査をしました。変わらず両目とも1.5の視力がありました。喜びを噛み締めます。
次に、お医者さんにまた見てもらいました。特に異常もありませんでした。
受付にてまた目薬をもらいました。
それぞれなくなるまで1日4回点眼します。一週間経っておりますので、規制もほぼなくなり、快適な毎日を今も過ごしています。
ICL 1ヶ月検診 5月25日
久しぶりにまたやってきました。
待合室で待っているとすぐ名前を呼ばれ、視力検査やそのほかの簡単な検査をしました。
視力は変わらず両眼とも1.5が見えていました。
安心です。そのあと先生に見てもらいました。
「ユミさんのレンズを入れる位置は狭くて、レンズの位置によっては再手術の可能性もあったんですけど、大丈夫そうですね。次は3ヶ月ではなく半年後の10月にしましょう。また電話して日にちの予約をしてくださいね。」
とのことでした。とりあえずよかったです。
目薬などは処方されず、そのまま帰りました。
まとめ
私は「ICL手術どうしようかな…」と悩んだ期間は1年を超えていました。しかし、電話してから手術まで一ヶ月も経っておりません。あの悩んだ時間はなんだったんだ、と思えるほどスピーディに予約から手術までが進みました。
見え方はコンタクトの時とそんなに変わりませんが、着けたり外したりがない、というのは仕事中でも普段でも本当に楽です。おすすめします。ぜひ「手術が適応かどうか」だけ検査を受けて調べてみてください。
↓ 私がICL手術を受けたクリニック ↓
ご興味があり、相談や質問をしたい等ありましたら、コメント頂けたらできる限りお答えさせていただきます。
初めてのコメントありがとうございます。メールをお送り致しました。ご確認いただければと思います。また、他に不安な点や疑問がございましたら、私の分かる範囲でお答えさせていただきます。
初めまして、8/25に品川近視クリニックでICLが受けられるかどうか検査しにいくことになりました。よろしければ紹介してくれませんか?